こんにちは。寄り道キャリアデザインの運営者です。
公務員から転職してよかった、と心から思える日が来るのか、それとも後悔することになるのか、不安で検索画面とにらめっこしていませんか。
安定した身分を捨てることに対する家族の反対や、失敗したらどうしようという恐怖、そして20代や30代といった年代による難易度の違いなど、悩みは尽きないはずです。
私自身もかつては警察官として働いており、介護職や起業の失敗を経てIT業界へ飛び込むという、かなり極端なキャリアの寄り道を経験してきました。
この記事では、公務員を辞めたいと考えているあなたが、民間企業への転職は難しいという思い込みを払拭し、自分に合ったエージェントやサイトを活用して理想のキャリアを掴むためのヒントをお伝えします。
- 公務員を辞めた後に待ち受けるリアルなメリットとデメリット
- 年代別に見る転職市場での価値と成功するためのポイント
- 民間企業で意外と高く評価される公務員のスキルと経験
- 後悔しないために知っておくべき転職活動の具体的な戦略
元警察官が公務員から転職してよかった理由

私はこれまで、警察官(機動隊など)から始まり、薄給の介護職、勢いで始めた起業の失敗、そしてスポーツマーケティング、現在のECサイト運営責任者と、泥臭いキャリアの「寄り道」をしてきました。
詳細は私のプロフィールをご確認ください。
その経験から断言できるのは、「紆余曲折あったけれど、公務員から転職してよかった」と心から思っているということです。
もちろん、警察官という仕事に誇りは持っていましたし、同期との絆は今でも宝物です。
しかし、私にとっては「組織の歯車」から抜け出し、自分の市場価値で勝負できる世界へ飛び出したことで得られたものが大きすぎました。
ここでは、私が実際に感じた「よかった」理由と、その裏にあるリアルな痛みについて本音でお話しします。
公務員からの転職で後悔するリスクの真実
まず最初に、綺麗事抜きでネガティブな側面からお話しします。ネット上で「公務員 転職 後悔」と検索されるのには明確な理由があります。
私自身、警察官を辞めた直後に直面したのは、「社会的信用の喪失」でした。
公務員時代は簡単に通っていたクレジットカードの審査に落ちた時のショックは今でも忘れられません。「公務員」という看板がいかに強力だったかを痛感しました。
さらに恐ろしいのが、「失業保険(雇用保険)がない」という点です。
民間企業であれば退職後に失業給付を受けながら次の仕事を探せますが、公務員にはこの制度がありません。私は「辞めてから考えよう」と勢いで退職してしまい、収入がゼロになる恐怖と戦うことになりました。
【ここが最大の注意点】
公務員を退職する場合、失業給付は受給できません。退職手当は出ますが、自己都合退職かつ勤続年数が短い(私の場合は約4年でした)と、金額は微々たるものです。「次を決めてから辞める」が鉄則です。
20代や30代の公務員転職が有利な理由

「警察しか知らない自分を雇ってくれる企業なんてあるのか?」と、私も当時は毎日不安でした。しかし、結論から言うと、20代や30代前半であればチャンスは山ほどあります。
特に20代は「第二新卒」やポテンシャル採用の枠に入ります。
企業側は、公務員試験を突破した「基礎学力」や、厳しい組織で揉まれた「忍耐力」「規律を守る姿勢」を高く評価してくれるんです。
私が福祉業界の面接を受けた際も、「警察学校の厳しさに耐えられたなら、利用者の数字目標なんて余裕でしょ?」とポジティブに捉えてもらえました。
30代になると実務能力を求められますが、それでも異業種へのチャレンジは十分に可能です。
「公務員=保守的」というイメージを持たれがちなので、面接ではあえて「変化を楽しみたい」「成果で評価されたい」というハングリー精神をアピールするのが効果的でした。
民間で活かせる公務員時代のスキルと経験
「自分には特別なスキルがない」と悩んでいませんか? 私も「取り締まりと柔道しかできません」と思っていました。しかし、外に出てみると公務員時代に当たり前にやっていたことが、立派なビジネススキルだと気づかされました。
ストレス耐性と胆力
理不尽なクレーム対応や、緊急時の冷静な判断力は、民間企業の現場でも最強の武器です。
調整力
住民、他部署、関係機関など、板挟みの中で調整を行った経験は、プロジェクトマネージャーの資質そのものです。
文書作成と正確性
一字一句間違えられない調書作成などで培った正確性は、契約書管理や事務オペレーションで重宝されます。
大切なのは「事務をしていました」「パトロールをしていました」と言うのではなく、「複雑な利害関係を調整し、合意形成を図りました」と、ビジネス用語に翻訳して伝えることです。
これだけで、面接官の反応はガラッと変わります。
公務員からの転職で年収アップは可能か

正直に言います。私のキャリアのように、一時的に年収が下がる覚悟は必要かもしれません。警察官から介護職に転職した際、私の年収はガクンと下がりました。
しかし、そこからIT業界へ移り、成果主義の荒波に揉まれたことで、最終的には公務員時代の年収を大きく上回ることができました。
公務員は年功序列で給料が決まりますが、民間企業、特に私が経験したようなWeb・IT業界は完全に実力主義です。
結果を出せば出すほど、給料やボーナスに跳ね返ってきます。
さらに大きいのが副業の解禁です。公務員は法律で副業が原則禁止されていますが、多くの民間企業ではOKです。
私も本業でECサイトを運営しながら、こうしてブログを書いたり投資をしたりして、複数の収入源を持つことができています。この「稼ぐ自由」を手に入れたことは、私の人生において大きな経済的メリットでした。
警察官の安定を捨てて得たキャリアの自由
私が「転職してよかった」と一番感じるのは、実は年収よりも「自分の人生を自分でコントロールしている感覚」です。
警察官時代は、いつどこに異動になるかわからない、大事件や災害があれば休日でも呼び出される、管轄外に出るには許可がいる…といった具合に、組織に人生を全振りしている状態でした。
それは尊いことですが、当時の私には息苦しかったのも事実です。
今は、働く場所も、時間もある程度自分の裁量で決められます。
「安定」の定義も変わりました。かつては「組織にしがみつくこと」が安定でしたが、今は「どの会社に行っても通用するスキルを持っていること」こそが本当の安定だと感じています。
公務員から転職してよかったを実現する戦略

ただ、精神論だけで「えいや!」と辞めるのは危険です(私がそれで失敗しかけたので…)。
ここからは、具体的にどう動けばいいのか、私の失敗談も踏まえた戦略的なお話をします。
公務員からの転職は難しいという誤解
よく「公務員からの転職は難しい」と言われますが、これは半分正解で半分間違いです。
正確には、「公務員の常識やプライドを捨てられないと失敗する」です。
民間企業は「利益」を追求する場所です。「給料は予算から出るもの」ではなく「自分で稼ぎ出すもの」という意識転換が必要です。面接で「安定しているから」「休みが取りやすそうだから」なんて言ったら即不採用です。
「御社の売上にどう貢献できるか」を語れれば、元公務員の誠実さや責任感は強力な武器になります。
自分の強みがよくわからない、という方は、まず自分の「棚卸し」から始めてみてください。以下の記事では、自分の強みを見つけるための自己分析手法について詳しく解説しています。
執筆中・・・
自己分析ややりたいことが見つからない場合は、公的なハローワークを利用してください。
ネットではハローワークのことを馬鹿にする記事も散見されますが、実際に利用をしてみると職員の方が親身になって教えてくれます。
むしろ、エージェントよりも最初はハローワークの方がいいかもしれません。
公務員転職で失敗しないエージェント選び
転職活動は情報戦です。特に公務員という特殊な環境から出る場合、民間企業の「相場観」が全くわかりません。自分一人の知識で動くのは、地図を持たずに樹海に入るようなものです。
【私の実体験に基づく使い分け戦略】
総合型(doda、リクルートなど):
まずはここに登録。求人数が圧倒的で、自分の市場価値を客観的に知ることができます。公務員からの転職事例も豊富です。
若手・未経験特化型(UZUZなど):
20代や第二新卒ならこちら。未経験からのキャリアチェンジに強く、ブラック企業を排除してくれる傾向があります。
ハイクラス型(ビズリーチなど):
ある程度の役職経験や、特定の専門知識があるなら登録しておくと、思わぬスカウトが届くことがあります。
エージェントには相性があります。「公務員?民間で通用するの?」と鼻で笑うような担当者も残念ながらいます。
そんな時は即刻担当を変えてもらいましょう。あなたのポテンシャルを信じて伴走してくれるパートナーを見つけることが成功への近道です。
エージェント選びで迷っている方は、こちらの記事で私が実際に使ってよかったサービスをまとめていますので、参考にしてください。
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40代からの公務員転職で知るべき現実
40代以降になると、正直なところ「未経験でのポテンシャル採用」は厳しくなります。しかし、道が閉ざされるわけではありません。
この年代で求められるのは「高い専門性」や「マネジメント能力」です。
例えば、土木、建築、税務などの専門知識がある場合、それに関連する民間企業(建設コンサルタントや税理士法人など)では即戦力として歓迎されます。
また、行政とのパイプ役(BtoG営業)としての需要もあります。
私がいたIT企業でも、入札案件などで「役所の論理や決裁フロー」がわかる人材は重宝されていました。40代の転職は、自分のキャリアの「棚卸し」と「翻訳」をどれだけ徹底できるかが勝負の分かれ目です。
転職サイトで見つける自分に合う求人
求人票を見る際、給与額ばかり気にしていませんか? 公務員から転職して「失敗した」と感じる大きな要因の一つに、「休日数の減少」があります。
公務員はカレンダー通り+夏季休暇などで年間休日が120日を超えることが多いですが、民間企業の中には年間休日105日(週休2日ギリギリ)というところもザラにあります。これだと、土曜出勤があったり、祝日が休みでなかったりします。
| 休日数 | 状況 |
|---|---|
| 120日以上 | 土日祝休み+長期休暇あり(公務員と同等) |
| 110日前後 | 土日休みだが祝日は出勤、またはその逆など |
| 105日以下 | 土曜出勤あり、長期休暇短いなど |
「転職してよかった」と感じるためには、年間休日120日以上を一つの基準にすることをおすすめします。
ここを妥協すると、年収が上がってもQOL(生活の質)が下がってしまい、結局長続きしません。
公務員から転職してよかったと思える未来へ

最後に。公務員を辞めるという決断は、周りから猛反対されるでしょう。
「もったいない」「バカだ」「将来どうするんだ」と言われるかもしれません。
私自身も親から「警察官を辞めるなんて正気か」と詰められましたし、辞めた直後は「本当にこれでよかったのか」と毎晩自問自答しました。
でも、一度きりの人生です。他人の評価や世間体よりも、「自分がどう生きたいか」を優先しても罰は当たりません。
私は今、泥臭い失敗も経験しましたが、Webの世界で自分のスキルで勝負できる毎日にワクワクしています。
公務員として培った信頼性や基礎能力は、あなたが思っている以上に立派な財産です。
まずは転職サイトに登録して、自分の市場価値を確かめてみるだけでも、見える景色は変わります。一歩踏み出した先に、「転職してよかった」と思える未来が待っていますよ。
