こんにちは。寄り道キャリアデザインの運営者です。
安定した警察官を退職した理由や、警察官がシンドイと感じたワケについてこのサイトで発信していますが、今日はそのすべての始まりである警察学校について深掘りしていこうと思います。
元警察官として転職や履歴書の書き方、WEB業界へのキャリアチェンジなどを発信している私のもとには、これから警察官を目指す方から、「警察学校の厳しさに耐えられるか不安です」という相談がよく届きます。
未知の世界に対する恐怖心は誰にでもあるものですが、実態を正しく知ることでその不安は準備へと変えることができます。
この記事では、私が実際に見てきたことや調査した情報をもとに、警察学校のリアルな日常から合格への最短ルートまでを詳しくお伝えします。
最後まで読み進めていただければ、警察学校という場所が自分にとってどのような意味を持つのか、その解像度がぐっと上がるはずですよ。
K約3年間ほど警察官として勤務してきました。現在は5社の転職を挟み、ECサイトの責任者として、働いています。当メディアとしては元警察官としての一次情報をお伝えします。
- 警察学校における分刻みのスケジュールと生活規律の本当の目的
- スマホ制限や外出制限といった現代的な厳しさとその乗り越え方
- 体力面や精神面で求められる具体的な水準と術科訓練の実態
- 資格の大原などの予備校を賢く利用して合格率を最大化する方法
警察学校は厳しい場所?元警察官が語る訓練の実態と生活環境


警察学校という場所は、単に知識や技術を学ぶ場所ではありません。
一般市民としての甘えを捨て、法執行機関の一員としてのアイデンティティを再構築するための特殊な空間です。ここでは、その厳しさがどのような構造で成り立っているのかを詳しく見ていきましょう。
分刻みのスケジュール管理が警察学校で厳しい理由
警察学校の一日は、朝6時の起床から始まります。
ラッパやチャイムの音とともに一斉に飛び起き、まずは寝具を完璧に整えることからスタートします。この寝具の畳み方一つをとっても、ミリ単位の美しさが求められます。
なぜなら、細部へのこだわりが現場での鑑識眼や書類作成の緻密さに繋がると考えられているからです。
午前6時30分にはグラウンドに集合し、まずはランニングを実施します。
その後、体操・人員点呼・国旗掲揚を行います。
ここで1秒でも遅れれば、教場全員が連帯責任を負うことも珍しくありません。
午前中は刑法や刑事訴訟法といった座学、午後は柔道や剣道、逮捕術といった術科訓練に明け暮れます。
自由時間はほとんどなく、常に時計を意識して行動しなければなりません。こうした生活が厳しいのは、警察官という仕事が常に時間に追われ、一瞬の遅れが人の命を左右する現場に立つことになるからです。
時間の感覚を麻痺させるほど徹底的に管理されることで、体に規律を染み込ませていくのです。
【関連記事】
入校中は身だしなみも非常に厳しくチェックされます。
特に髪型については、男性は短髪、女性も活動しやすいスタイルが基本です。気になる方は、警察官はパーマOK?面接や警察学校での髪型ルールを元警察官が解説という記事で詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。
スマホ制限がある警察学校の厳しいルールと管理体制


今の時代、多くの若者にとって最も過酷な試練と言えるのが、スマートフォンなどのデジタルデバイスの制限でしょう。
入校してからの数ヶ月間は、スマホを没収されるか、あるいは電源を切って教官に預けるのが一般的です。使用が許可されるのは平日のわずかな自由時間や、週末の外出時のみというケースが多いです。
このスマホ制限には、二つの大きな意味があります。一つは情報の徹底管理です。
警察内部の情報や同期のプライバシーがSNS等を通じて流出することを防ぐためです。
もう一つは、デジタルな世界に逃げるのではなく、目の前の同期や教官と向き合い、対面でのコミュニケーション能力を磨くためです。
警察官の仕事は、生身の人間と対峙することの連続です。
画面の中ではなく、現実に起きていることに全神経を集中させる訓練が、このスマホ制限から始まっていると言えます。このデジタルデトックスの期間を乗り越えることで、驚くほど同期との絆が深まるという側面もあります。
体力テストより警察学校が厳しいと感じる日々の訓練
採用試験の体力検査をクリアした人でも、警察学校の訓練強度には驚かされるはずです。単に足が速い、力が強いだけでは通用しません。
例えば、兵庫県警の事例では高層ビル11階分に相当する急勾配を走破する過酷な訓練があるように、実戦を想定した負荷が日々課されます。
24時間勤務に耐えうる基礎体力はもちろん、重さ5kg以上の盾を持って長時間立ち続ける警備訓練などは、まさに気力の限界を試されます。
術科訓練では、柔道か剣道のいずれかを選択し、卒業までに初段以上の取得が義務付けられます。
未経験者にとって、毎日投げ飛ばされ、打ち込まれる日々は肉体的にも精神的にも堪えますが、これが現場で犯人を制圧し、自分の身を守るための唯一の武器になります。
訓練でつく青あざや生傷は、警察官としての誇りの証でもあります。体力に自信がない方は、入校前からスクワットや懸垂、特に走り込みをしておくことを強くおすすめします。身体的な余裕が、精神的な余裕に直結するからです。
【注意点】
警察学校の訓練は、あくまで怪我をさせない範囲で行われますが、無理をして大怪我をしてしまうと訓練継続が困難になる場合があります。自分の限界を知りつつ、決して手を抜かない姿勢が求められます。
女子の教場でも警察学校が厳しいと言われる実情
女性警察官の数が増えている昨今、女性専用の教場も設けられていますが、その訓練内容は男性と大きく変わりません。
犯人が男性である場合を想定し、自分より体格の良い相手をいかに制圧するかという術科訓練は、女性にとって非常にハードなものです。また、集団生活においても男性同様の規律が求められます。
特に女性が直面する厳しさに、体調管理の問題があります。激しい訓練と生理が重なった際、現場では休むことができないため、学校でも可能な限り参加することが推奨されます。
ただし、リサーチによれば最近は教官側の理解も進んでおり、周囲の同期がサポートし合う体制も整っています。厳しい環境だからこそ生まれる女性同士の結束力は凄まじく、卒業後の現場でもその絆が大きな支えになります。
女性で警察官を目指している方は、警察官になるには女子はどうすべき?試験対策と合格後のリアルを参考に、事前の心の準備を整えておきましょう。
いじめではなく警察学校が厳しいのは職務の特性ゆえ
警察学校の厳しさを、単なるいじめやパワハラだと誤解する人がいますが、それは違います。教官の厳しい怒号や叱責は、学生を追い詰めるためではなく、どんなに理不尽な状況でも冷静さを失わないメンタルを作るために行われます。
現場に出れば、酔っ払いや犯罪者から浴びせられる罵詈雑言は、教官の比ではありません。そこで感情的になってしまえば、警察官としての職務は全うできないのです。
また、連帯責任についても、警察活動がチームプレーであることを学ぶためのものです。
一人のミスがチーム全体の全滅を招く可能性があるのが警察の世界です。互いに助け合い、ミスをカバーし合う習慣を身につけさせるための教育システムなのです。
かつての精神論に偏った指導は影を潜め、現在は合理的で科学的な指導への移行が進んでいますが、根本にある厳しさは、プロフェッショナルを育てるための愛情の裏返しであると言えるでしょう。
警察学校が厳しい環境でも挫折しないための合格対策


警察学校の門を叩く前に、私たちができる準備はたくさんあります。
漠然とした不安を抱えて入校するのと、戦略を持って挑むのとでは、その後の脱落率が大きく変わります。ここでは、厳しい環境を生き抜くための具体的なアクションを提案します。
警察学校を辞めたいと後悔しないための適性の見極め
せっかく難関の試験を突破しても、警察学校で早期退職してしまう人が後を絶ちません。
その多くは、警察という特殊な組織に対する事前の理解不足が原因です。自由を制限され、常に規律を求められる生活が、自分の価値観と本当に合っているのかを入校前に再確認してください。
警察官は公権力を行使する立場にあり、私生活においても高い倫理観を求められます。これを重荷と感じるか、誇りと感じるかが分かれ道です。
また、高卒で警察官を目指す場合は、大卒との給与格差や昇任試験の条件なども事前に把握しておくべきです。
後から「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、警察官に高卒でなるデメリットは?給与格差や出世の壁、転職の現実を読んで、現実をしっかり直視しておきましょう。
自分の覚悟が本物であれば、学校の厳しさはむしろ成長の糧に感じられるはずです。
給料を得ながら警察学校の厳しい試練を突破する
警察学校の最も素晴らしい点の一つは、学びながら給料がもらえるという点です。これは公務員試験を突破した人だけに与えられる特権です。
大卒であれば初任給で約28万円、高卒でも約25万円程度の月給が支給され、さらに夏と冬にはボーナスも出ます。寮費や食費が給料から天引きされるとはいえ、実質的な手元に残るお金は同年代の社会人よりも多いことが珍しくありません。
訓練が辛くて心が折れそうになったとき、この経済的な安定を思い出すことも立派なモチベーション維持の方法です。「お金をもらって体を鍛え、法律を勉強させてもらっている」というポジティブな捉え方をしてみてください。
また、ここで貯めたお金は、卒業後の官舎での生活準備や、将来のキャリアのための自己投資にも役立ちます。厳しさの対価として、これほど厚遇される環境は他にはなかなかありません。
正確な給与額や手当の詳細は各都道府県警によって異なります。募集要項を細かくチェックし、自分の将来の収支計画を立ててみるのも、やる気を引き出す良い方法ですよ。
資格の大原など公務員講座で警察官への道を確実にする
警察学校の厳しさに触れるためには、まず採用試験を突破しなければなりません。
独学での合格も不可能ではありませんが、倍率の高い警察官試験において確実性を求めるなら、資格の大原などの公務員予備校の講座を利用するのが賢明です。筆記試験の対策はもちろん、最も重要視される面接試験や適性検査のノウハウが蓄積されているからです。
予備校に通うことで、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨できる環境が手に入ります。これは、警察学校での集団生活の予行演習にもなります。
また、プロの講師から最新の試験傾向や、警察官として求められる受け答えのコツを学ぶことで、本番での緊張を自信に変えることができます。
最終的な判断は自分次第ですが、自己投資として予備校を活用することは、合格への最短距離であることは間違いありません。
| 学習方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 予備校(大原等) | 最新の試験データと面接指導が充実 | 受講費用がかかる |
| 独学 | コストを最小限に抑えられる | 情報の偏りやモチベーション維持が困難 |
| 通信講座 | 自分のペースで学習できる | 面接などの対人対策が薄くなりがち |
\ 大原で警察官に転職 /
資料請求は無料!今すぐ申し込み
予備校を活用して警察学校の厳しい入校試験に備える
予備校を利用する最大のメリットは、何といっても情報の鮮度です。警察官採用試験は、その時々の社会情勢(サイバー犯罪の増加、インバウンド対応など)を反映した問題が出題されます。
これを個人ですべて網羅するのは至難の業です。予備校であれば、出る順に整理されたテキストで効率よく学べるため、浮いた時間を体力作りに充てることができます。
また、多くの予備校では模擬面接を何度でも受けることができます。
警察官の面接は、単なる質疑応答ではなく、ストレス耐性や瞬発的な判断力、誠実な態度が厳しく見られます。プロの視点で自分の癖を修正してもらうことは、合格率を飛躍的に高めます。
警察学校に入った後も、この時期に培った「効率的に学ぶ習慣」は非常に役立ちます。座学の試験で赤点を取らないためにも、受験時代に勉強の型を作っておきましょう。
専門校のサポートで警察学校への合格率を最大化する
もしあなたが現在学生であれば、公務員専門学校への進学も有力な選択肢です。
朝から晩まで公務員試験合格のためだけのカリキュラムが組まれており、まさに警察学校の前段階のような生活を送ることができます。専門校では、筆記試験だけでなく、体力試験に備えたトレーニング指導まで行っているところもあり、トータルでの合格力を引き上げてくれます。
専門校の良さは、講師との距離の近さです。
不安や疑問をすぐに解消できるため、迷うことなく学習に集中できます。また、卒業生(現役警察官)が母校を訪れて実体験を語ってくれる機会もあり、警察学校の厳しさに対するリアルな心構えを作るのにも最適です。
自分一人で続けられないという性格の方は、こうした強制力のある環境に身を置くことで、合格への執着心を高めることができるでしょう。
【アドバイス】
公務員予備校や専門学校を選ぶ際は、必ず複数の学校の資料を取り寄せ、体験授業に参加して自分に合うかどうかを確認してください。最終的には自分の努力がすべてですが、環境選びがその努力を最大化させてくれます。
警察学校が厳しいからこそ万全な対策で合格を目指そう
ここまで読んでくださった皆さんは、警察学校の厳しさの正体とその対策について、かなり具体的にイメージできたのではないでしょうか。
警察学校が厳しいのは、決してあなたをいじめるためではなく、あなたが将来、誰かのヒーローになるための準備期間だからです。その試練を乗り越えた者だけが、警察官としての誇り高いバッジを手にすることができます。
もし少しでも不安があるなら、まずは一歩を踏み出してみてください。予備校の資料を請求する、近所の警察署を訪ねてみる、あるいは少し長めに走ってみる。その小さな積み重ねが、警察学校という大きな壁を乗り越える力になります。
寄り道キャリアデザインの運営者として、私はあなたの新しい挑戦を全力で応援しています。厳しい日々を乗り越えた先にある、最高の景色をぜひ自分の目で確かめてください。
本記事で紹介した試験内容や待遇、学校生活の実態は一般的な事例に基づいています。最新の募集要項や規定については、必ず志望する各都道府県警察の採用公式サイトを確認してください。
また、合格のための学習方法やキャリアプランについては、専門のカウンセラーや予備校の講師に相談することをおすすめします。あなたの人生の節目となる大切な決断が、最良のものとなることを願っています。
警察学校を卒業したとき、あなたは今とは別人のように逞しくなっているはずです。同期と一緒に流す涙は、それまでのすべての苦労を帳消しにするほどの価値がありますよ。頑張ってくださいね!








