こんにちは。寄り道キャリアデザイン運営者のKEIです。
元警察官の履歴書や書き方について調べているあなたは、今まさに新しい人生への一歩を踏み出そうとしていますね。
警察官から福祉施設、外資系IT、そして現在のECサイト責任者へとキャリアを変えてきた私も、かつてはあなたと同じ悩みを抱えていました。
警察の常識は世間の非常識なんて言葉に怯え、自分の経歴が民間企業で通用するのか不安でたまらなかったことを覚えています。
この記事では、私の実体験に基づき、警察官特有のスキルを企業の採用担当者が欲しい!と思うビジネス言語に変換する方法や、書類選考を突破するための具体的な戦略をお伝えします。
K当時は履歴書の書き方がわからな過ぎて、ハローワークに駆け込んだほど
- 採用担当者が元警察官に期待している能力と懸念点
- 専門用語をビジネススキルに変換する具体的な書き方
- ネガティブになりがちな退職理由をポジティブな志望動機に変えるコツ
- そのまま使える職務経歴書と自己PRの実践サンプル


元警察官の履歴書の書き方と基本マナー


履歴書は、採用担当者が最初に目にするあなたの顔です。警察官という職業柄、どうしても真面目で堅い印象を与えがちですが、民間企業への転職では少し戦略を変える必要があります。
まずは、基本となる書き方とマナーから押さえていきましょう。
志望動機の例文と作成ポイント


志望動機は、多くの元警察官が最も苦戦する項目です。ついつい、なぜ警察を辞めるのかという退職理由ばかりを書いてしまいがちですが、企業が知りたいのはなぜうちの会社なのかという未来の話です。
ここで大切なのは、警察官としての経験を未然防止や顧客への貢献というキーワードでつなげることです。
- 組織が嫌だったなどのネガティブな理由は書かない
- 安定を求める姿勢は見せない(民間企業は利益を追求する場所です)
- 警察での経験(過去)と、御社でやりたいこと(未来)を一本の線でつなぐ
公務員を辞めるなんてもったいないと言われることもありますが、その葛藤を乗り越えるロジックについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
公務員から転職はもったいない?元警察官が成功体験と現実を語る
例えば、警備会社への志望動機であれば、以下のような構成がおすすめです。
志望動機の例文(警備会社向け)
警察官として◯年間、地域巡回や事件対応に従事し、事後対応の限界と未然防止の重要性を痛感しました。貴社の最先端AI監視システムと人的警備を融合させたソリューションは、犯罪抑止において画期的な効果を上げていると認識しております。私の現場で培ったリスク察知能力と貴社の技術力を掛け合わせ、より高度な安全をお客様に提供したく志望いたしました。
職務経歴書の書き方と警察用語


職務経歴書を書く上で最大の壁となるのが警察用語です。現着、マル被、職質といった言葉は、一般企業の採用担当者には全く通じませんし、最悪の場合、怖い・馴染めなさそうという印象を与えてしまいます。
あなたの素晴らしい実績を正しく評価してもらうためには、これらの用語をビジネススキルへ翻訳する必要があります。私が実際に意識していた変換例をまとめてみました。
| 警察用語(元の言葉) | ビジネス翻訳(書き換え例) | アピールできるスキル |
|---|---|---|
| 巡回連絡 | 地域住民への個別訪問・関係構築 | 信頼関係構築力、情報収集力 |
| 職務質問 | 不審点の探知・リスクアセスメント | 洞察力、対人交渉力 |
| 内偵・捜査 | 市場調査・情報収集・分析 | データ分析力、行動力 |
| 取調べ | 事実確認のためのヒアリング | 論理的追及力、傾聴力 |
| 交通違反取締り | 法令順守の監視・指導 | コンプライアンス推進力 |
| 生活安全相談 | クライアントからの相談対応・調整 | 問題解決力、連携・調整力 |
若手警察官の方で、まだ実績が少ないと悩んでいる場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
自己PRの例文と強みの言語化
自分には警察官としての体力しかないと思い込んでいませんか?実は、民間企業が元警察官に期待しているのは体力だけではありません。
採用担当者は、以下のような就職者を期待しています。
- ストレス耐性:理不尽な状況でも感情をコントロールし、冷静に対処できる力。
- 誠実さと信頼性:身元が確実であり、コンプライアンス意識が高いこと。
- 完遂力:困難な状況でも、最後まで仕事をやり遂げる責任感。
自己PRの例文(営業職向け)
私の強みは、目標達成に向けた粘り強い行動力です。刑事部門での捜査活動において、手掛かりが少ない事件でも、地道な聞き込みと周辺情報の分析を徹底し、解決の糸口を見出してきました。断られることを恐れず、足を使って情報を集めるこの姿勢は、貴社の新規開拓営業においても必ず活かせると確信しております。
警察学校の期間は職歴に書く
意外と迷うのが警察学校の期間をどこに書くかという問題です。結論から言うと、警察学校の期間は職歴に記載します。
警察学校は文部科学省の管轄する学校ではなく、給与が支給される研修・勤務の場だからです。ここを学歴欄に書いてしまうと、採用担当者に社会人経験の定義を理解していないと思われかねないので注意しましょう。
- 平成XX年 4月 警視庁 巡査 拝命
- 平成XX年 4月 警視庁警察学校 入校
- 平成XX年 9月 警視庁警察学校 卒業
- 平成XX年10月 警視庁 ◯◯警察署 地域課 配属
警察学校や寮生活での厳しい経験は、民間企業でのストレス耐性のアピールにも繋がります。当時の生活を振り返りたい方はこちら。
警察官にプライベートはない?元職員が語る寮生活と恋愛のリアル
証明写真で好印象を与えるコツ
現職の警察官の方にありがちなミスが、証明写真で制服を着てしまうこと、そして表情が真顔(無表情)であることです。
また、警察のID用写真のような厳しい表情は不要です。口角を少し上げ、歯を見せない程度の自然な笑顔を作ることで、コミュニケーションが取りやすそうな人だなという安心感を採用担当者に与えることができます。
元警察官の履歴書の書き方と通過率向上


基本的な書き方がわかったところで、次は書類通過率を劇的に高めるための戦略的な部分に踏み込んでいきます。元警察官という肩書きは、使い方次第で強力な武器にもなれば、足かせにもなります。
退職理由をポジティブに伝える


面接や書類で必ず問われる退職理由。ここで激務で体が持たない、組織の体制が古いといった本音をそのまま書いてはいけません。ネガティブな理由は、必ずポジティブな動機に変換(リフレーミング)しましょう。
| 本音の退職理由(Negative) | リフレーミング後の回答(Positive) |
|---|---|
| 激務・不規則な勤務が辛い | 自己規律を徹底し、長く安定して高いパフォーマンスを発揮できる環境で貢献したい |
| 組織の理不尽さが嫌だ | 自ら課題を発見し、解決策を提案・実行できる環境で、より主体的に成長したい |
| 転勤が多くて生活できない | 特定の地域に根差し、顧客と長期的な信頼関係を築ける環境で腰を据えて働きたい |
退職して本当によかったのか、後悔はないのかと気になる方は、私の本音をつづったこちらの記事を読んでみてください。
事務職への転職とアピール方法


元警察官の方の中には、現場の厳しさから次は静かな事務職がいいと考える方も多いです。しかし、単に事務がしたいだけでは採用されません。事務職はPCスキルや正確性が求められる人気職種だからです。
事務職を目指す場合は、以下の点を強調しましょう。
- 正確性:調書作成で培った、誤字脱字の許されない文書作成能力。
- PCスキル:WordやExcelの使用経験がある場合は、具体的にどのレベルまで使えるかを明記する。
- リスク管理:個人情報や機密情報の取り扱いに慣れており、セキュリティ意識が高いこと。
また、給料面での変化も気になるポイントです。警察官の高待遇と比較してどうなるか、事前に把握しておきましょう。
警備業界で評価される実績記述


警備業界への転職は、元警察官にとって最も親和性が高いルートの一つです。ここでは、単に柔道二段と書くだけでなく、指導力や統率力をアピールすることが重要です。
企業が求めているのは、現場に立ち続ける警備員だけでなく、将来的に隊員を指導・管理できるリーダー候補です。
部隊指揮の経験や後輩への指導経験があれば、それを強調してください。交通整理などの経験も、現場での即戦力として評価されます。
警察官の手信号は片手でも有効?正しい意味と身体の向きで覚えるコツ
転職活動で失敗しないための心得


最後に、転職活動全体を通して意識してほしいことがあります。それは、元警察官というプライドを捨てる勇気と新しい環境への適応力です。
民間企業では、警察のような階級制度はありませんし、年下の上司から指示を受けることも当たり前です。面接の場でも、警察官特有の上から目線の話し方や尋問口調が出ないよう、意識して柔らかい言葉遣いを心がけてください。
自分一人での対策に限界を感じたら、プロの手を借りるのが一番の近道です。元警察官に強いエージェントを選びましょう。
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元警察官の履歴書の書き方総括
元警察官の転職活動における履歴書作成は、単なる経歴の羅列ではありません。それは、特殊な環境で培ったあなたの能力を、社会が求めている価値へと翻訳する作業です。
今回ご紹介した警察用語のビジネス翻訳やポジティブな志望動機への変換を実践すれば、あなたの書類は採用担当者の目に留まる魅力的なものに変わるはずです。
自信を持って、新しいキャリアへの一歩を踏み出してください。より詳しい転職の難易度や成功の秘訣を知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。









